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2021 · 06 · 17 (Thu) 07:18

コンサルティング現場でよく使う言葉「アンカリング効果」とは?

ご訪問、ありがとうございます。

突然ですが、ひとつ質問です。

自動販売機でジュースが50円で販売されていたら、あなたはどう感じますか?

安いと思いますか?
それとも高く感じますか?

人それぞれの感じ方ですので、もちろん正解はありません。

ただ、多くの人にとって、安く感じられるのではないでしょうか。

なぜなら、自動販売機で売られているジュースは、100円くらいが相場だと認識しているからです。

このように事前に提示された数字や条件が基準となって、その後の判断が無意識に左右されてしまう現象のことを「アンカリング効果」といいます。

船がいかり(アンカー)を下ろして、そこで固定することが由来となっています。

上記の例だと、100円という固定されたアンカーが基準となって、50円を安く感じることができたのです。

当たり前のように感じますよね。

ただこの効果…マーケティングなどの現場では、結構奥深いんです。

「本日限り9000円」

これもアンカリング効果です。

本日限定の価格ということで、普段は9000円よりも高い10000円で売られてるものだと思い込んでしまいます。

無意識のうちに10000円を基準(アンカー)にさせられているのです。

「1時間遅刻します」

これにもアンカリング効果を適用できます。

例えば、実際30分程度遅刻する場合、

・「1時間遅刻する」といったAさん
・「30分遅刻する」といったBさん

どちらも同じく30分後に到着した場合、印象はどうでしょう。

Aさんは30分も前倒しで到着したので、がんばったように思われます。

逆にBさんは30分遅刻したという記憶しか残りません。

これはAさんがアンカー(基準)を1時間後にずらしたことによります。

「昨日の大阪の新型コロナ新規感染者数は100人でした」

これはどうでしょう。

これもメディアの報道により、アンカリング効果を見て取ることができます。

前日の感染者数が50人であれば、多いように感じますし、過去のピーク時の1000人と比べると少ないように感じます。

諸外国に比べると日本はマシ…と主張している人は、感染の被害が多かった国にアンカー(基準)をかけるように仕向けているのです。

こうなったら、なんでもありですよね。

引っ越し先を選ぶときも、不動産業者は、本命の部屋を最初に案内しませんよね。

まず、条件のあまりよくない部屋をいくつか案内して、アンカー(基準)を固定しつつ、最後に、本命の部屋を案内するのが定石です。

このように、日常にはアンカリング効果があふれかえってます。

目先の数字だけに一喜一憂、まどわされないように、俯瞰的な数字、判断根拠をもつことが重要なのです。

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最終更新日 : 2021-06-17

Comments







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No Subject

オリンピックのスタジアム収容人数の上限を2万人とかいってたのに、、、

 1万人に決定。

 これもアンカリング効果か、、、(苦笑)

2021-06-21-20:38 Anthony
[ 返信 * 編集 ]

かずきび

Re: Anthony 様へ

Anthonyさん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通りですね(笑)

五輪の場合は、アンカーなどの理屈ではなく、暴走しているようにも見えます。
2021-06-21-22:06 かずきび
[ 返信 ]