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2021 · 01 · 12 (Tue) 11:54

集中管理→分散管理→多種多様化…人間社会も同じ?

まず、はじめに少しだけ、IT業界の話をさせてください。

80年代や90年代、パソコン・スマホは、一般的なものではありませんでした。

パソコン通信やホストなどの巨大なコンピュータやコミュニティがあり、そこにアクセスしてデータを取り出し、情報のやりとりをしていました。

まさに集中管理の時代でした。

その後、2000年代になり、パソコン自体の性能も向上し、クライアント・サーバシステムなど、どこかで集中管理するよりも、個々のパソコンで分散処理する方式がとられるようになりました。

集中管理から分散管理の時代に変化したのです。

そして、2020年を終えた現在。

媒体は、パソコンからスマホ・タブレットなどの携帯端末に変化し、データそのものもクラウド上に保存して、いつでもどこでも取り出せる状態が当たり前になってきました。

パソコンを使う人もいれば、ガラケーしか使えない人もいます。

SNSもさまざまなものがあり、個々人で取捨選択して、必要なものを活用しています。

そもそも、データ自体も保有しなくても、意識せず、使用できるようになってきました。

まさに、管理方法が多種多様化してきたのです。

「集中管理→分散管理→多種多様化」

これがIT業界の大きな流れです。

では、人間社会ではいかがでしょう。

昭和時代。

野球・ボクシング・紅白歌合戦・お笑い番組…

視聴率50%を超えるようなおばけ番組は多数存在していました。

ほぼ全員がテレビ・ラジオで同じ番組を見ていたのです。

”大晦日の夜=紅白”

のようなイメージを当たり前のように持っていました。

IT業界の例で言えば、集中管理の状況に似ています。

時代が変わり、平成も後半になった頃、

視聴率が50%を超える番組は皆無になってきました。

そもそも全員が同じ番組を見なくなったのです。

まさにニーズの多様化とでもいうのでしょうか。

IT業界の例で言えば、分散管理の状況に似ています。

そして令和となった現在。

テレビは唯一無二の媒体ではなくなり、ネットTV、Youtube、SNSなど、個々人が活用する媒体が多種多様化してきました。

新聞・テレビ・書籍を見ない世代も増えてきました。

Youtubeで登録した興味あるチャンネルだけしか見ない人も増えています。

テレビの報道番組で「自粛してください」と呼びかけても、聞いている人は一部に過ぎないのです。

Youtubeで呼びかけても、「何それ?」というおじいちゃん・おばあちゃんもいます。

情報を得る手段が多種多様化しており、誰も管理できなくなってきています。

ネット上では、自由な意見がかわされており、制御不能な状況になっているのです。

これは、日本の良い点であると見ることもできますが、コロナ禍の時代、全員に対する呼びかけが必要な状況においては、デメリットが目立ちます。

「集中管理→分散管理→多種多様化」

自由度が増していくということは、管理不能な領域の拡大を意味しています。

お金の世界でも、暗号資産(仮想通貨)など、特定の機関が徹底管理することができなくなってきています。

コロナ禍を受けて、この先、どのような変化・革命が起きていくのでしょう。

”多種多様で個々人の自由を重んじながらも、必要なときには管理可能とする”

こんな社会って、実現可能なんでしょうか…。

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最終更新日 : 2021-01-12

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